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【ゲーム/レビュー】バイオハザード ヴィレッジ クリア後レビュー(ネタバレなし)

バイオハザード ヴィレッジ(PS4,PS5、Xbox One ,Series SlX、PC)を1周目クリアしました!

今回もここまでのゲームプレイでレビューを書こうと思います!

プレイ機種はPS5 難易度スタンダードでのレビューとなります。

 

美麗なグラフィックが彩る4つの異なるホラー、異なるゲームプレイ

さて今回のバイオの特徴は何といってもこの4つの異なるホラーにある。今作の敵キャラクターである「四貴族」と彼らが管轄する村の4つのエリアはそれぞれ全く違う雰囲気、構造をしており、そこで体験するホラーのジャンルも異なるのだ。

例えば序盤に訪れる「城」では巨大な城主、ドミトレスク夫人と彼女の3人の娘、さらには徘徊するクリーチャーを相手にしながら複雑な構造の城の謎解きをしつつ娘を探し出すことになる。

追ってくる夫人たちをやり過ごしながら序盤で少ない弾薬を節約しつつんでこんな仕掛け城につくったんだよ!」と突っ込みたくなる謎解きをこなすゲームプレイ感覚は初期(1~3)の固定カメラ時代のバイオハザードを思い起こさせるものになっている。

ところが城を抜け別のエリアに行くと、たくさんの敵に襲われながらカギや仕掛けを開けつつ先に進む、4~6のTPS時代のバイオを思わせるようなシチュエーションや、前作7のようなホラー全振りのシチュエーションもあって、エリアが変わると全く違う体験となるのだ。

これが本当にプレイヤーを飽きさせない構成になっていて素晴らしく、美麗なグラフィックも相まって、怖さもありつつある種のワクワク感を持ってエンディングまで遊ぶことができた。

一方全体的なホラー度合いとしては前作7と比較するとトーンダウンしている。前作並みあるいはそれ以上の恐怖を期待していると肩透かしを喰らうかもしれない。

ただしホラー全振りのエリアはマジで怖い。瞬間風速なら歴代バイオトップクラスの怖さで何度もコントローラーをいったん手放してしまった。

 

ドラマ重視のストーリー イーサンと「家族」をめぐる物語

今回のストーリーは前作7の完全な続きものとなっており、主人公も前作同様素顔を明かさぬ男「イーザン ウィンターズ」である。前作から3年の月日がたち、妻「ミア」との間に娘「ロー、」が生まれ、引っ越した先でささやかでも幸せな生活を送っていたイーサン。そこに突然、初代バイオ以降何度も主人公を務め、イーサンとも面識のある「クリス レッドフィールド」が襲撃。妻ミアをなんと殺害!しかもその後娘ローズとイーサンを拘束!しかし拘束されたイーサンとローズを乗せた護送車も突然事故を起こし、事故現場からローズのみが消えてしまう。ローズを探し、たどり着いたのはマザー・ミランダと四貴族が支配する謎の「村」だった。果たしてイーサンは愛する娘を見つけ出し村から脱出できるのか!?

というのがあらすじだ。

今回のバイオは前作に引き続き、「家族」が一つのテーマになっている。どんなに傷ついて、ひどい目に合おうと娘を助けるために進み続けるイーサンによく見て取れるのはもちろん、立ちふさがるマザー・ミランダと四貴族も「家族」を名乗っており、イーサンとの対比がたびたび描かれる。敵を退けながらひたすら娘を探し出すイーサンの姿は本当に応援したくなるものがあった。

また、今作はイーサン自身の物語にも一つの決着が尽くことになる。物語が終わるころにはきっと多くの人が「イーサン ウィンターズ」を好きになり、歴代バイオ主人公に引けを取らない存在になっていると思う。

その感動をしっかり味わうために前作バイオハザード7を遊んでおくことを僕はお勧めしたい。めっちゃこわいけど。もちろん今作ヴィレッジだけでも話は大体理解できるが前作をやっておくと「なるほどねぇ」となるところもあるはずだ。

一方ドラマ自体はいいものなのだが、設定とか展開の整合性とかはちょっと二の次になっている感じは受けた。「無理やり話し進めたなぁ」みたいなところはちょこちょこある。まぁそこまで整合性とかを気にするシリーズではないと思うが(笑)

 

シリーズおなじみのやりこみ要素も健在!

1周目をクリアするとバイオハザードシリーズおなじみの様々なボーナスコンテンツをゲームを遊んで得たポイントで解放できるようになる。アートディレクターのコメント付きのアートや3Dモデル鑑賞機能隠し武器弾薬無限化などほんとにいろいろあるのだが

なんといっても今回は久しぶりに「マーセナリーズ」が復活!

この「マーセナリーズ」は本編のステージを使って決められたタイム内に敵を倒しハイスコアを目指す、というモード。バイオハザードシリーズではたびたび登場していたが前作7では実装されなく残念に思っていたところ、今回見事復活を果たした!

本編ではありえないような敵配置を楽しみつつ、武器やアイテム、攻略ルートを考えながらハイスコア目指すのはシンプルながら面白い!

他にも最高難易度「VIllage of Shadows」に挑戦できるようになったりとやりこみ要素は本当に多い。

 

まとめ

今回のバイオはこれまでのバイオのいいとこどり」をしつつ「新しい挑戦」もしているのが印象的だ。4以来のショップシステムやおなじみの謎解きやボス戦もしっかりあるが、一方でゴシックホラーをの要素を取り入れていたりイーサンという主人公にしっかりフォーカスをあてたドラマ性重視の展開はこれまでのバイオにはなかったように思う。

ちなみに初見プレイ時間は約10時間だった。とこれだけ聞くと短いように思われるかもしれないが

この10時間は飽きを感じさせない濃密なものであった。

「村」という名の「テーマパーク」。ホラーがよほど苦手でなければぜひ遊んでほしい一作だ。

 

公式サイト

バイオハザード ヴィレッジ | CAPCOM

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